月別アーカイブ: 2019年12月

kagariノート 新色名紹介⑩ 【ブルー・ニュイ(ナイトブルー)】

kagariノートの新色のご紹介です。

 

第十回目は『ブルー・ニュイ(ナイトブルー)』です。

 

【ブルー・ニュイ】~ナイトブルー~(前名称:紺)

(Bleu nuit : Night blue)

ブルー・ニュイ(Bleu nuit)は夜の青を意味します。英色名のナイト・ブルー(Night blue)やミッドナイト(Midnight)に相当する暗い青です。夜の色を青で表現するのは夜の場面背景に青を用いたオペラの舞台に起源を持ちます。また人の目は暗くなると青色に敏感になるため青をより意識するようになります。パリ時代のファン・ゴッホには『夜のカフェテラス』(1888年)や『星月夜』(1889年)など、まさこの色名に相応しい暗い青で描いた作品があります。ファッションにおいては1877年フィガロ紙が「夜の青」として色を表現し、1879年にはこの色名が固有名詞として確立しています。英名のミッドナイトブルーは、この色がはやった翌年の1915年には米国の色図鑑に収録されています。

Bleu nuit 5cmブルー・ニュイ_調整

kagariノート 新色名紹介⑨ 【ヴェール・ドー(水の緑)】

kagariノートの新色のご紹介です。

 

第九回目は『ヴェール・ドー(水の緑)』です。

 

【ヴェール・ドー】~水の緑~(前名称:ペールグリーン)

(Vert deau : Aqua green)

中世フランスでは、ヴェール・ドー(Vert deau)で「水の緑」という意味がありました。満々とした水の透明度を想起させるいろともされています。フランス語には「Eau」という色名、もあり、これも淡い緑色をしているところから、湖などの色を映したものともされます。この名の表す色は歴史的に変遷していますが、その時々で周りの色を映す水のような来歴を持つ色です。現代のカラーチャートでも「水の緑」に比定される色は4色もあり、この色はその中でもっとも明るくおとなしい色合いのものです。

Vert deau 5cmヴェール・ドー_調整

kagariノート 新色名紹介⑧ 【ローズ・べべ(ベビーピンク)】

kagariノートの新色のご紹介です。

 

第八回目は『ローズ・べべ(ベビーピンク)』です。

 

ローズ・べべ】~ベビーピンク~(前名称:ピンク)

(Rose bebe : Baby pink)

フランス語の色名ローズは英語の色名ピンクにあたります。本色は英色名のベビー・ピンク(Baby pink)に相当します。ローズ・べべは新生児や乳幼児の女の子が着る淡いピンク色をいい、これは現在の伝統になっています。19世紀末には新生児の女の子にピンク色の服を着せる習慣が誕生していたといいますが、その反対の慣習も併せ、実際には両方の伝統が古くから共存しており、例えば、ベルギーは男の子にピンク、女の子にブルーを着せています。歴史的には宗教画などでの「幼子イエス」の服はピンクになっています。

Rose bebe 5cm

ローズ・ペペ_調整

kagariノート 新色名紹介⑦ 【ヴァニーユ(バニラ)】

kagariノートの新色のご紹介です。

第七回目は『ヴァニーユ(バニラ)』です。

 

【ヴァニーユ】~バニラ~(前名称:アイボリー)

(Vanille : Vanilla)

ヴァニーユ(Vanille)はラン科ヴァニラ属の曼性植物、またその香料のことです。鞘という意味のスペイン語バイナ(Vaina)が語源。原産地はメキシコ、中央アメリカといわれ、16世紀にヨーロッパに紹介され、香料として使われるようになります。19世紀半ばにフランス人が人工授粉による独自の栽培法に成功し、アイスクリームをはじめとして、嗜好品のフレーバーとして普及します。色名としては新しく、アイスクリームの色からとられたものです。

vanille 5cmヴァニーユ_調整