東京都よろず支援拠点セミナー・「中小企業を元気にする経営支援」・板橋区立企業活性化センターの取組・板橋区立企業活性化センター長・よろず支援拠点全国本部アドバイザーリーボード委員長 中島修氏
2015年6月8日(月)東京商工会議所・丸の内二丁目ビル3階会議室
本日の内容をすぐに思い出せるように乱雑に記載致します。 ・東京都よろず支援拠点とは①中小零細企業の持続と地域貢献②皆の役に立つこと③色々な支援を連携させることである。 ・リスケジュール企業が倒産したら・・恐ろしい事態に・・何とか防ぐ・・リスケ予備軍も ①代位弁済が発生する・・信用保証協会に膨大な金額の税金が導入される可能性 ②失業者が急増・・失業保険給付、住宅ローンの破たん、生活保護(年金ない高齢職員多数) ③経営者の破たん・・自己破産、連帯保証人問題、・・再チャレンジ施策の検討・・ ④連鎖倒産が起きる・・信用収縮が始まる恐れ(決算書からはリスケ企業は不明)
・新しい問題として、金融庁が転廃業を促す、現在の傾向は、新陳代謝論が主流(創業強化、廃業促進)*趣旨としては、何もせずにリスケを繰り返している企業に対しては根本的な経営改善計画が必要・・これ以上の先送りはダメである。①関連施策:経営者保証に関するガイドライン(早めの転廃業を促す)②地域活性化支援機構の利用(金融庁・REVIC) ・廃業の促進と言っても経営者にとっては人生辞めなさいという宣言に等しい微妙な問題、出来る限り支援して救済する必要がある・・支援機関の頑張りが絶対条件*経営改善計画策定支援が全国的に必要となっている。
『板橋区経営改善チーム』 2009年に経営改善チーム結成(リーマンショック時 板橋区緊急経済対策の施策) 中小零細企業の悩みに応える経営改善チーム ①資金調達②販路拡大③計画が作れない④相談する場所がない⑤あっても門前払い⑥経営全般⑦資金繰り⑧リスケ⑨事業承継⑩M&A⑪他なんでも相談 『経営改善チームの特長』 ①どんなに悪い状況の企業でも支援(但し経営者の合意と覚悟が条件)②土日、祭日、夜間の相談にも対応(予約制)③金融機関へも同行・資金繰り表・改善計画など計画書も一緒に作成④活性化センター登録専門員の支援(無料)と完成するまでのモニタリング体制⑤ご相談、課題によって専門員とチームを結成(税理士、弁護士、実務専門家など)⑥区内金融機関全支店との連絡網構築(支店長、融資担当者・本部責任者)⑦関東財務局、関東経済産業局との協力関係も構築(定期的勉強会開催)⑧中小企業庁、金融丁とも協力関係構築されている⑨よろず支援拠点のモデルの一つ(他機関などが対応しない経営改善案件を解決) *販路拡大支援⇒小出先生がやっている
私自身の弱さについて 『当時の私』・イヤでイヤでたまらなかった・酒を飲まないと寝られない・見栄をはってしまった虚栄も・接待費の使いすぎ・公私混同・病気糖尿病になる・財務法律に無知・視野が狭かった・人の考えを変えるのはむずかしい、しがらみが断ち切れない、常に怒ったり喧嘩したりするのに疲れ妥協もした 『最近の私』・やっていく内に慣れて平気になる・だんだんと身についてくる・その内経験が身について人格向上・今ではイヤという仕事はない・知識も増大・特に大学講師に・朝令暮改に転換、即断即決は無理、じっくり考える習慣(最低でも一日)・品行方正・・勤勉に(休まない)
トップが資金繰りを熟知すること ①営業計画書(3か月ごと)②取引条件確認③売上ベスト10④経費確認⑤資金がいつ枯渇するか目安を立てる*日繰り資金繰り表を作りましょう(今まで把握していなかった盲点が判ります
経営者のリスク管理 ①資産の整理と保全②連帯保証人の重さと怖さを知ること③経営者資産の担保設定は極力さけること④後継者の選定に注意すること⑤頑張りすぎないこと
2015年6月9日(火) 終わりなき旅