株式会社とみん経営研究所・「M&Aの基礎知識」・㈱とみん経営研究所 田口信夫氏
2015年5月28日(木)とみん神田ビル3階セミナー会場
◎M&A (Mergers and Acquisitions) ①合併②買収③事業譲渡④業務提携 Ⅰ.日本国内のM&Aの取引概況1.本邦企業同士の件数は2012年以降3か年続けて増加傾向2.取引金額は小型化傾向 Ⅱ.なぜM&Aか~日本の社長の平均年齢は、1990年以降毎年上昇。 Ⅲ.事業承継の形態とM&A ①子弟、親族への承継~・経営者としての資質、能力の不足・相続税、贈与税の負担・経営における公私混同・本人の承諾が得られない・役員、従業員の士気低下・親族間での争い・経営資源が現経営者の名義。②従業員への承継~・借入金の個人保障の引継が困難・後継者による自社株式の買取りが困難・後継者による事業用資産の買取りが困難・金融機関との関係が維持しにくい・計画的に後継者を育成することが難しい・本人からの承諾がえられない。③株式は現経営者の親族で相続し、経営は第三者に任せる。④M&A~・買い手企業をみつけることが難しい・適正な売却価格を算定することが難しい・役員、従業員からの理解を得られにくい・特に障害はない・取引先との関係を維持しにくい・情報漏洩や信用力低下が懸念される・自社株主から理解を得にくい・金融機関との関係を維持しにくい・仲介会社に支払う手数料が高い。⑤清算・廃業~・廃業後の生活費の確保・取引先等への影響・廃業するために係る費用・家族、親族への影響・従業員の処遇・個人資産の喪失・近隣住民への影響・金融機関との関係。 Ⅳ.小・中堅企業とM&A①時間を金銭で購う・規模の拡大・単独では得られないプラスアルファを得る・人材知見等の確保・既存事業に代わる新たな主力事業をつくる②事業を金銭に代える・事業承継の手段・本業に集中するために、周辺事業を譲渡して資金調達を図る。 Ⅴ.M&Aへの取り組み方1.M&Aは婚活。2.よいM&Aとは株主、経営者、従業員、取引先、顧客にとって企業価値が上がる。
2015年5月29日(金)